写ァ専用ログ

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掲げよ 旗を  

今更ですが、GW時の話を少し。

GW時、桜前線を追いかけて東北に行きました。
その途中で岩手県の沿岸部のほぼ北限に近い久慈市というところで一泊しました。
ここもやはり津波の被害を受けた港町でしたが、
この時すでに頑張って営業している旅館があり、
これもわずかながら被災地支援になるかなあと、
そこに宿をとることに決めました。

ここはテレビで報道されたような、
見渡す限り荒野が広がるような被害は受けてませんでしたが、
沿岸部へと車を走らせると、ある地点を境に大きく景観が変わりはじめ、
大きく破損した建物や流された家屋の跡地などが目立ち始めました。

被災地の写真を撮ることにはずっとためらいがあり、
この久慈市の沿岸部に出るまでは、撮らずにおこうとほぼ決めていました。
ダメージを受けた港の景色の中にこの鯉のぼりを見るまでは。

6461313420110611029.jpg

以下長文です
鯉のぼりって、なんか前向きですよね。
辛い暮らしのただ中にあって、
それでも子供たちの祝い事をちゃんと行っていて。

ただ辛いだけの景色を興味本位で撮るようなマネはやめようって想ってました。
でも、白状すると、カメラマンとして非日常の景色を写真に収めたいっていう衝動は、
ずっとありました。
むしろ、その衝動を自覚してたからこそ、撮影を自制していたとも言えます。
僕が被災者だったら、苦しみに打ちひしがれている時、
荒れ果てた故郷によそ者が来て興味本位で撮影を始めたら、
やっぱり気分悪いです。
でもこの鯉のぼりには、この土地の方々の、被災に負けまいとする強い気持ちを感じました。
この景色に素直な感動を覚え、この景色を撮らせて頂くことにしました。

ちなみに港の他の場所はこんな感じです。
津波の爪痕が深いただ中にこの鯉のぼりが立っています。

6461313420110611025.jpg

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さらにさらに、港の中では朝市が開かれ、
地元で採れた海藻など海の幸を売り出して、
賑わっていました。
中を覗くとそれはそれは美味しそうな食材がズラリ。
聞けば、この辺で採れる海藻は特に一流料亭にも卸されるようなブランド品なんだとか。
ぼくもワカメを1キロほど買わせて頂きました。
あとで家に帰って食べてみると、すごく肉厚で美味しかったです。
しばらく我が家ではワカメ尽くしでした(笑)

6461313420110611034.jpg

写真はこの買い物の時に色々と教えてくれたおば・・・いや、お姉さん方です(笑)
お願いして記念に採らせて頂きました。
ちょっと表情固いけど、活気ある方々でしょ?

買い物をして、市場をぐるっとまわって外に出ると漁師さんたちの船の旗が風になびいていました。
この荒れた港に、なんと堂々と、何と鮮やかにはためいているんでしょう。
僕はこの景色にいたく感動しました。

6461313420110611030.jpg

テレビの報道を見てて不思議に想うことがあります。
避難所で過ごす人たちはみんな海のそばにある故郷に帰りたいと仰います。
帰ったらまた津波に恐れながら暮らさなくてはなりません。
それどころか、海を見るとまた辛い記憶を思い出すんじゃないでしょうか?
なのに、帰りたいといいます。
これは、ただ故郷だからというだけではない、僕らにはわからない心情があるのだと思います。

きっと、この久慈港の方々も同じ心情を持っておられるのでしょう。
旗はその下に集う者たちの看板であり、シンボルであり、魂です。
あんなに猛威をふるった海なのに、その海のそばで、海とともに復興する。
そんな強い意志が込められているように感じました。
彼らはまた海と生きていく覚悟を決め、この地に旗を立てたのです。
これって妄想でしょうか?いいえ、誰でも(ぽぽぽぽーん)。

時間にして2時間ほどの体験でしたが、僕はこの港で大いに勇気づけられた気がしました。
ここで見た景色はずっと忘れないと思います。
そして、いつか自分が人生の困難に見舞われた時、
ここで見たものを思い出し、立ち向かいたいと、そう思いました。

その時は僕も掲げたいと思います。
心に、覚悟の旗を。

Thanks for your comment!

 

この鯉のぼりは 被災された方々が
心に掲げた復興へのフラッグなのでしょうね

漁師さんは 震災の前から
常に自然と向き合い 共存し そして戦いながら
生活をしておられると思います
何がおこっても負けないぞ 
その覚悟をよりいっそう強く この旗に込められたのが
ひしひしと伝わってきました

でかさん いい写真をありがとうございます
ウルウルしてしまいました^^

 

「なんと誠実な青年なんだ、もう覚悟という錦の幟がはためいていますね」

でかさんが見たこと感じている思いをとても興味深く見しました
そして写真と文を通じて澄んだ目と心の中が届きました

でもね、一言余計なことを書きますよ
少し肩の力を抜いてね
疲れないように

 

漁師さんたちの船の、大きく翻る旗に力強さを感じました。
これを写している、でかさんの感動が伝わってきます。
これまで生きてきた土地、離れたくないですよね。
ここで踏ん張って生きていこうという覚悟、痛いくらい・・・。
私たちも負けないで、頑張って生きなきゃ~。o(*^▽^*)o

 

鯉のぼりもそうですが、最後の大漁旗の写真が見事です!
この写真に書かれてたこと全てが詰まってるように感じました。
ボクもいわき市の海岸に出た時の衝撃は忘れないと思います。
iPhoneで数枚記録撮ったけど、一眼レフはとうとう出さずじまいでした。

 

fusamiさん

長文にお付き合い頂きありがとうございます(^^)
被災地の中には放射能問題で今年の漁を諦めねばならず、
立ちあがろうにもそのきっかけをつかめない地域も多いと思います。
辛い中に自らを奮い立たせて気丈に振舞うのはなかなかできることではありませんね。
自分も頑張らなくてはと思いました。

 

noriさん

人には色んな面があって、この震災では誰もが持っている思いやりや義侠心や、
そんないい面を沢山の人が発揮したことと思います。
僕が特別ではありませんよ。
noriさんの先日のエントリーももとは同じような気持ちからだと思います。

ご心配もありがとうございます。
本人は全然自覚無いんですが、
人を見るに鋭い視点をお持ちのnoriさんが言うからには、
気付かずに肩に力が入ってるのかも知れませんね。
はい、少し気を緩めるようにします。
今度お会いした時には肩もんでください(←ゆるめすぎ)

 

sofiaさん

この辺の人たちって、何十年か前のチリ地震の時の津波を経験してる人がまだ生きておられて、
その時の被災から立ち直って、いつかまた来る津波に備えておられたんですよね。
そんな苦しい体験をしながらも、土地に根付き、荒れた場所をまた復興させて、
そうしてこれからも代々この土地を未来につなげていくんですよね。
非被災地に住む僕らは彼の地の方々に学ぶことが沢山あるように感じます。

 

kazuさん

確か、いわき市にご実家がおありでしたっけ。
今もご親戚がお住まいのこともあって、
実際に見たときの衝撃は計り知れないものだと思います。
一眼で撮る気にはとてもなれないですよね。

僕も、最初から一眼は車の中に置きっぱなしで、
コンデジで撮りました。
表現的な工夫を凝らさず、淡々と記録として撮るにはそれがいいかなと思って。
地元の人らしき人がチャリンコで通りかかって、
携帯でパシャってしてたのには少し気持ちが軽くなる気がしました。

 

でかさん、こんにちは!
「掲げよ 旗を」何度も繰り返し記事と写真を拝見させて頂き、
震災から三ヶ月経った今、でかさんが自分の目で観て感じた事を
こうしてブログで伝えてくれた事に感謝します。
希望ではなく「覚悟」と言う言葉が胸に刻まれました。

 

クニ丸さん

だらだらと書いた長文を繰り返し(!)読んで頂いてありがとうございます(^^)
ホントは見てからすぐアップしたかったんですが、
ずるずるとこんなタイミングに・・・(^^;
でも、記事にするときのモチベーションというか、
そういうのはキープしてたので、一応頑張って書きました。

覚悟、そうですね、報道などで
復興を始めた地域のドキュメンタリーなどが
流れはじめましたが、
どの地域も楽観的な希望を持ってるのではなく、
何が何でもやるしかない、みたいな、
覚悟のようなものを持っておられるように思います。
ここぞというときには必要なことですよね。

 

久しぶりにお邪魔したら、お引越ししはったんどすね(^_^;)

新しいブログの方にコメント入れようとしたら・・・
全く使い方が解らず、こちらに残して行く事にしました。
一体どうやったらNewBlogにコメント入れられるのかしら???

 

ななみさん

どうもお久しぶりです。
そうなんですよ~引越しまして(^^;

あっちの方はややこしくてスミマセンでした。
管理人なのに僕も最初は戸惑ったくらいでして・・・

コメントを書き込む欄の下に、Comment asって書いてる行があります。
その右側に▼印のボタンがあるので、そこを押して頂くと色々選択肢が出ます。
その選択肢からName/URLってのを選ぶと、名前とURLをうちこむ画面が出ます。
打ち込んだらあとはFC2などと同じ要領です。

お手数かけますが気が向いたらぜひ書き込んでくださいね(^^)
Secret

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